本品は80'sレナードキャッツキル風仕上げのグラファイトロッドです
H.L.Leonard については多くの方は既知と思います。ハイラム・レナードによって創業されたレナード社は当初メイン州で先鋭職人を有しビベラーの独自開発により高品質バンブーロッド市場を圧倒したメーカーです。後にセントラルバレーに移転しメタルフェルールの特許取得もかない有名ロッドモデルであるキャッツキル・シリーズを完成させました。
特に中でもホウズ(ロマン・ホウズはビベラー設計で知られる)、フレッド・トーマス(F.E.Thomas)、ユースティス・エドワード(E.W.Edward)、エドワード・ペイン(Payne ジム・ペインの父親)は後に一世を風靡し短期メーカーとなってしまったコズミックロッドKosmic Rodを経由してそれぞれ独立するほど卓越した職人グループと言えます。
今回のオマージュ製作仕様は現在でも馴染み深い1980年代最後期の『キャッツキル Catskill』です。
東海岸の小渓流は日本のそれと重なるイメージから低番手のロッドは特に好まれます。このモデルのオリジナル仕様は小型グリップやワイヤータイプのストリッピングが採用された外観が特に特徴的で、フレームバージョンは名称に”スペシャル”が付与され、段巻き仕様も稀に目にします。
この他の製作バリエーションとしては、(Huntは現在製作中:同価格)、レッドラップ(同価格)、パンプキン(同価格)などが可能です。他モデルご希望の場合もこのページで予約注文してください。
90年代のIzchグラファイトブランクを使用してます。
1995年前半にIzch長野工房で譲り受けた8’0”#4 2ピースブランクは当時主流の渓流3番ロッドに対し若干強めの印象がありそのまま長くストックしたままでした。今近での渓流や冬季釣り場などでレインボー狙い、本流のドライフィッシングなどに釣り心地の良いレギュラーグラファイトの粘り腰が楽しみを倍増します。
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